この教会は
聖公会とは
+この教会はカトリック?プロテスタント?
神戸聖ヨハネ教会は聖公会(せいこうかい)に属しています。
聖公会(Anglican Church, Episcopal Church)は、イギリスにおいてヘンリー8世の時代に、ローマ・カトリックから分離(1534年)し、エリザベスI世(1558?~1603)の時代にイギリスの国教会として確立されました。
当時のローマ・カトリックの権威と統治に反抗した点では「プロテスタント(新教)」であり、信仰と伝承を堅く守るという点では「カトリック(旧教)」であります。
現在の世界において、聖公会はカトリック教会とプロテスタント教会との架け橋教会・中道主義の教会としての立場を明確にしています。
+日本での伝道活動
聖公会は、現在、全国北海道から沖縄まで11の教区で構成され、聖ヨハネ教会は神戸教区に属しています。
神戸教区には神戸市内の4つの教会のほか、明石・姫路をはじめ中国地方・四国地方に28の教会と6つの伝道所・礼拝堂があります。
明治維新(1868年)後、アメリカ、イギリス等の宣教師達が日本各地に派遣され、宣教活動・社会福祉活動・教育活動が行われました。
主だったものとして、教育では立教学院、平安女学院、桃山学院、松蔭女子学院、医療では聖路加国際病院、社会福祉ではエリザベス・サンダースホーム、博愛社、岐阜訓盲協会などがあります。
+この教会の歴史
当教会は、イギリスの宣教団体(SPG)により、神戸の第3の教会として、現在の地に1926年に建てられました。
第2次世界大戦の戦火にも遭わず、幼稚園も併設して地域に尽くしてきましたが、阪神淡路大震災による痛みがひどく、惜しまれながら1998年に取り壊され、建て替えられました。現在の礼拝堂は2代目です。
スタッフ
管理牧師 司祭 坪井 智